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2007年06月02日

「子宮がんその後のケア」

子宮がんは、女性にとって精神的に辛い病気です。
特に未婚の女性や、既婚でもこれから子供を望む人には、死刑にも等しい宣告です。
女性の多くは、「将来、結婚して好きな人の子供がほしい」と思っています。
現に、私もそうでした。
幸い、私は2人の娘に恵まれ、子宮がんとも無縁の生活を送っています。
でも、その夢を子宮がんによって断たれてしまう人が多いのも事実です。
最初の試練は、子宮がんが発覚したときにやってきます。
がんになる前や、がん細胞が小さくて、子宮を残せるなら、まだ救われます。
でも、子宮がんの状態によっては、子宮を取ってしまわなければならなくなります。
子宮を取らなければ命が危ない、でも子宮を取れば二度と子供が産めなくなる。
将来、ママになることを夢にみている女性にとって、究極の二者択一ですよね。
でも、一番大事なのは「命」。
特に若いと子宮がんの進行は早いです。
じっくり考える時間もなく、手術になってしまうわけです。
このとき、患者の側も死ぬか生きるかの選択ですから、混乱しながらも「生」を選びます。
患者が本当に辛いのは、子宮がんの手術が終わったあとです。
麻酔がきれ、考える時間が増えると、子宮がないことが身に染みてきます。
そして、改めて「子供が生めない体になった」と実感するんです。
残酷なようですが、私には子宮を失った人の気持ちは理解しきれません。
同じ立場に立った人でなければ、その気持ちは分からないと思います。
日本には、昔から「嫁して三年、子無きは去れ」といわれるくらい、子供の生めない女性を嫌悪する風潮があります。
どこかの大臣の失言ではありませんが、女性は子供を産む道具ではありません。
そのために必要なのが、子宮がん後の心理的なケアなのです。
カウンセラーも重要ですが、家族の気遣いが一番の薬。
特別なことをする必要はありません。
子宮がんになる前と同じように接してあげればいいのです。
あくまで、普段どおりが大切なのです。
ニックネーム 子宮がん at 12:54| 子宮がん